臨海学校その1

7/16(水)  「前おき+初日」


  という訳で、今日から4日間に渡って臨海学校に行って来ました。

場所は何て所なんだろう・・・えーと。(小学生用しおりを読む)





千葉県安房郡っていう所にある「岩井海岸」って海岸で泳いでいたようですね。

で、以前書いたかも知れませんけど、このバイト先の小学校って僕の母校なんですよ。

だから、自分から「バイトしたい」と言った訳ではなく、学校側の方から依頼が来たんです。





あぁ、僕小学校の頃スイミングスクールに通ってたので、それなりには泳げたんですよ。

それもあって、この季節になると電話が掛かってきたりするんです。

仕事内容は主に雑用なんですけどね(笑)

あとはまぁ、体力的な助っ人として雇われてるって感じでしょうか。

教師陣よりは流石に体動きますからねぇ。いや、動くと信じたいです(笑)







他にも僕を含めて全部で4人のOB・OGの先輩方が行くことになっていて、

今回は女の先輩が2人、男の先輩が1人一緒に行くことになりました。

女のK先輩とH先輩は一つ上、男のT先輩は少し離れた3つ上なので、

去年と一緒で僕が一番年下の卒業生ですね。



またコキ使われるんでしょうか_| ̄|○



先輩達の人柄は、事前に行なわれた打ち合わせの時に合っていたので大体は分かっていたんですけどね。






K先輩は去年も一緒に臨海学校に行っていたんですが、この人はまぁ・・・何というか・・・何だろう。

天然と不思議ちゃんを足して2で割ったような、そんな感じの人ですね。


要するにそういう人です(笑)


確か今はどこかの演劇の劇団に所属してるとかで、舞台で色々芝居とかをやってるんだそうです。






H先輩はK先輩の同級生で、小学校当時同じクラスだったそうです。

この人はまぁ普通の雰囲気の人・・・というよりK先輩に振り回されて貧乏くじを引くことがよくある人ですね(笑)

大概天然の近くにいる人って天然の行動で損することが多い好例な人でした。






T先輩は年齢と裏腹に、外見は凄い若いんですよ。

うーん皆さんが見たことある人でっていうと・・・誰だろう。

あぁ、今会長が22ですよね?でも明らかに会長より若いです、外見。

最初会った時に「おぉ、今年は最年少じゃなさそうだぞ」と勘違いしたくらいでした(笑)

でも、ライフセービング(簡単に言えば海に居る監視員さんみたいな人です)の仕事をしているので、

すっごい体ががっしりしてるんですよ。


生まれて初めて8個に割れてる腹筋を見ました( ;゚Д゚)






で、僕を含めたこの4人のOBと、

男子40人、女子40人の小学6年生計80人(概算ですけどね)に、

教師15人を合わせたメンツで行ってきた訳ですね。




僕がこの小学校を卒業したのはもう8年も前のことなんですが、

今でも名前と顔を覚えている先生は15人中半分くらいは居ましたね。

正直僕、相当悪ガキだったのであまり先生達に良い思い出は無いんですけど(笑)



そんなメンツで4日間過ごしてきました。

それじゃまぁ前置きが長くなりましたが、初日から行ってみましょうー。






あ、あと今回の日記は覚えてる限りなるべく会話を沢山盛り込んでみました。

あいつら(小学生)の会話って最近はこんなのなんですよ。

といってもあまり僕らの時代とあまり変わりませんけど、面白いので是非(笑)


「初日」


11:00〜集合〜


  集合場所は東京駅の丸の内中央口でした。

しかし8年前と全く変わって無いんだなー集合場所・・・。

たまには何か代わり映えすることすれば良いのになぁ。

3回目だと流石に飽きてくるんですよね(3回も普通行かないだろとか言わない)



  さて、先生方や卒業生達にも挨拶が済んだところで、

小学生生徒の前に出ていって卒業生紹介っていうのがあるんです。

子供を見送りに来た親御さん達も、どんな卒業生が来るのかって結構楽しみにしてるみたいですね。

という訳で小学生の前に出ます。



教頭先生(以下『教』)「はい、今皆さんの前に居る4人の人達は、皆さんの先輩に当たる人です。」


教「右から順に、K先輩」(拍手)


教「次がH先輩」(拍手)


教「次の男の先輩がT先輩」(拍手)



教「最後に・・・えーっと名前忘れちゃった、誰だっけ?(゚∀゚)」




ドッ(爆笑)




オイとくちゃん(教頭の本名)!!

お前さっき俺のこと本名で呼んでたじゃねーかよ!!!





この狸オヤジ、親御さん達と子供の人気を得るために卒業生をダシにしやがりましたよ。

流石我が母校の教師ですね。






11:30〜電車で一路千葉へ〜



  挨拶も済んだ所で、移動が始まりました。

ここから事前に決めてある泳力別グループに分かれて行動するようになるんですね。

で、以前言ったように僕は「青・緑・赤・黄色」の(左に行くほど泳力が高い)赤の2組担当なんです。

先生が一人+卒業生が一人っていう感じでグループを引率するんですよ。

このグループは泳力的に少し不安が残るので、巧く励ましながらやってくれと指示を受けてたんですよね。




  まぁ今は海にいる訳でも無いのでイキが良い悪ガキ共なだけですが。

うちのグループは全部で7人、男が3人、女が4人のこぢんまりとしたグループです。

まぁ泳力が不安な子達を沢山任されても面倒見切れませんっていう配慮のようですね。

取り敢えずまず生徒の名前と顔くらいは一致させないと話にならないよなーやっぱ・・・。





  取り敢えず男3人は早速このでっかいにーちゃんに興味を持ったらしく、しきりに話しかけてきます。

Nって奴とAって奴とKって奴がいる訳なんですが、こいつら軒並み悪ガキなんですね、典型的な。

男子が奇数の都合上、人数合わせで電車の中ではこの3人の所に僕は座ってた訳なんですが、

とにかく喋るんですよ。まぁこの年頃、好奇心旺盛にも程があるくらい旺盛ですからね。




Nはまぁ典型的ガキ大将系の性格をしてる奴ですが、その割に小柄なんですよ。

でもやっぱ運動神経が群を抜いてて、リトルリーグで全国大会に出てるくらいの野球マンです。

でも何故か水泳の要領だけは巧く掴めなかったという珍しい奴ですね。

まぁこいつの場合は体が小柄なので、技術面よりもスタミナ面の方に不安があるようですが。

きっとこいつが僕とタメになったら、とてもじゃないけど運動で勝てないんでしょうねぇ・・・



N「ねぇあんちゃん、あんちゃんって変態?」



お前は初対面の人間に変態って聞けとお母さんに習ったのか?('A`)





Aはふとっちょおっとり系の子ですね。腹をタプタプするのが面白いんですよ(笑)

その割に悪戯が始まると積極的に参加してきやがるんですがね。しかもすっごい食い意地張ってやがるんです。

そんな体格ですから、やっぱり技術的な問題があるようでこのクラスなんだそうです。


A「そんな訳無いじゃーん(ズガン!)」



いや、お前の突っ込み痛いんだけど普通に('A`)





Kはそうですねぇ、バランス取れてる奴です。体格も標準的、運動も成績も中の上くらいだそうで。

典型的モテる小学生って感じの。やっぱモテる奴って小学生の頃からモテるんですねー。

でもこいつ勝負事に酷く弱いんですよ、根性無しだから(笑)

千葉へ着くまでの道中、4人で一生ババ抜きやってたんですが、

残り2枚の勝負になると絶対こいつが負けるんです(笑)


K「ちげーんだよ、本気出してねーだけなんだよ」


って言いながら3人からしっぺを食らって悶絶していったKでした。

13:30〜宿舎へ〜


  いやー海の近くの宿はいつも思うんですけど、いつも砂とか入ってきてうざったいんですよね。

移動最中も日が照ってて死ぬほど暑いしあーもううざったいなーー('A`)




宿舎への移動中は、今度は女の子のグループの顔と名前を覚えてました。

まぁ全部で4人いるんですけど、何か最近不思議ちゃんが流行りなんですか?

やたら天然ボケ多い奴が多いんですが(笑)




あと、この頃の年代って女の子の方が背大きいんですね。

既に160に行こうかっていう女の子とかが居てびっくりしました。

しかしこの子らみんなほっそいなー・・・なるほど、赤は技術よりスタミナ面の不安が多いんだな。



  宿舎につくと、OBの部屋に移動します。

結構広いんですよね、意外と。2人で6畳間とかだったような気がします。

クーラーもついてるし、テレビもあるし、基本的に至れり尽くせりなんですね。

で、その後T先輩からもしもの時のために救助法とかを聞きながら、取り敢えず海に出発です。




どれ、取り敢えずみんながどれくらい泳げるのか見てみないとなぁ。



「はいじゃーみんなついてきてねー」





だばだばだばだば





クルッ(後ろを見る)






あれ、何だ、結構みんな泳げてるじゃないか。










列グチャグチャだけどね









こらN、そっちに行っても誰もいねーでしょうが




おいA、お前何で俺の隣に来るんだよ。OBは一人だけ先頭だって言っただろ









あーなるほど、泳力に余裕の無い子達っていうのは

「相手に合わせて泳ぐ」っていうことが出来ないんだなー・・・。





実際、遠泳本番は2人ずつ横にならんで泳ぐ訳なんですが、

このグループの子達は技術云々よりもスタミナや隊列の方に不安があるみたいです。

特にここは後ろに黄色のグループがいるものですから、隊列が乱れちゃうとちょっと厄介です。

まぁ大体事情は分かったので、今日の所は本番までに隊列を何とかしようという目標を立てて上がりました。

18:00〜夕食〜


  さて、腹減ったなぁー。

夕食は、それぞれのグループと担当する教師+OBで食べるんですよ。

で、当然メニューもみんな一緒な訳です。



確か子供の頃+去年の記憶に寄ると、初日はデザートにオレンジが出るんですよね。

僕、みかんもオレンジも凄い好きなので凄い楽しみにしてたんです。

更に初日はヤクルトが一本ずつ支給されるので、これまたさりげなく楽しみにしてたんですよ。



あぁでも、ヤクルト一本って凄い量が少ないですよね?

だから子供の頃の僕は、ヤクルトがあまり好きじゃない子達からもヤクルトを貰ってですね、

一辺に何本分も飲んで「はぁ、幸せー」って飲んでたんですよ。





まぁ流石にこの年になって生徒達から強奪する訳にも行きませんからねぇ、

一本をどれだけ美味しく飲もうかと考えながら席に座った訳です。





おー、あるある、みんなの手元に一つずつヤクルトとオレンジが。

んーやっぱり一気にぐいっと行った方が旨みは濃いんだろうけど、

一瞬で終わらせちゃうのはちょっと勿体無い気もするんだよなぁ・・・うーん。





ストン(席っていうか床に座る)















・・・・・。





・・・・・・・・??









・・・・俺のヤクルトはどこっ!?(゚Д゚;≡;゚д゚)








・・・・・・・。











・・・おいA、何でお前んとこヤクルト4本もあるんだ?







A「え?みんな要らないって言うから貰ったんだよ。良いでしょ。」







・・・俺のヤクルトが無いのはひょっとしてお前の仕業か?






A「え?あんちゃんさっき要らないって言ってたじゃん、俺の心の中で。ぎゃはははは!!」













( ´_ゝ`)・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

















  \\\
   (⌒\  ∧_∧
    \ ヽヽ( ´_ゝ`)
  意味わかんねーことをほざくのはこの口か?おい。
     (mJ     ⌒\
      ノ ∩  / /
     (  | .|∧_∧
 いやいや、ちょっと待てってあんちゃん!
  /\丿 | (    )  今から頂きますするんだからちゃんと座ろうぜ!
 (___へ_ノ ゝ__ノ










教頭「はいじゃあ皆さんちゃんと座って。頂きますをしましょう。」








A「ほら、な?早く座ろうよ」







・・・・・・っち、ゴングに救われたな。









取り敢えずヤクルトは奪還しましたが、

後でAはこのHPでお馴染みの処刑法であるあれです。





「ももちの刑」に処しておきましたd(゚∀゚)b



(注:ももち)
太股の裏のあたりの筋肉のスジに思いっきりニーキックを食らわせる荒技。
食らった人間はまず立っていることが出来なくなり、その場に崩れ落ちる。
地方によっては「ももかん」「たこぱん」など色々な呼び名がある。
小学校時代この手の悪戯が流行った所、ありませんか?







いただきまーす









いやしかし、小学生用の茶碗だとお代わりしまくらないといけないから不便だよなぁ・・・




(お代わりして戻ってくる)








・・・・・・。











おい、お前またしばかれたいのか?








A「え、ちょっと待ってよ、俺何もしてないって!」








じゃあ何で俺が大事に取っておいたオレンジが無いんだ?








A「それはさっきNが・・・」








N「はぁ!?お前ふざけんなよ、さっき言わねーって約束したじゃねーかよ!」








A「だって・・・」←ももちにびびってる








ほう、お前は余程ももちを食らいたいらしいな








N「オレンジ好きなんだからいーじゃん、育ち盛りの奴に食わせろって」







食べさせて下さい先輩、だろ?







N「は?何いっt
ももちぃ〜〜っ!!!






ゴスッ







いっってぇっ!?(;´д`)







ずずーん












まったく、口の利き方を知らない奴には天罰ですよq(ー゚*
















(みんなで片づけ始める)









T先輩「あれ、何でこのグループこんなに食い物が散らかってるの?」





僕「礼儀を知らない後輩に愛情を注入してたらこうなっちゃったんです」





N「いや、あれはただの体罰じゃんかよ」





僕「お前が自分の食い物だけで満足してれば余計な愛情を食らう必要は無かったハズだ」





K「いや、だってあれ問答無用だったじゃん・・・」





僕「いやそんなことはどうでも良い、問題は他にあるだろ」





N「なによ」









僕「おめぇ、何でオレンジ残してんだよ」





N「何か腹一杯になっちった」


19:00〜海岸を散歩〜


  そう、去年も思ったんですけど、夕暮れ時の海って凄い綺麗に見えるんですよね。

特に晴れてる日で、程良く雲があるくらいの時の日没は凄い綺麗なんですよ。

確か去年も「あーカメラでも持ってくれば良かった」って思った記憶があるんですが、また忘れちゃいました。




T先輩「あーどうしよ、寝間着のままで来ちゃったけど・・・」




僕「いや、別に海に入る訳じゃ無いですから良いんじゃないですか?砂だけ払えば」




T先輩「それじゃ浜の隅っこの方にでも居ようかな・・・」




テクテク(先輩、隅の方に移動)






数分後、





小学生に拉致されて海に突っ込まれる先輩を発見しました(゚∀゚)

21:00〜消灯〜



(部屋にて)


T先輩「いやー、自分あんなに元気だったっけかなぁっていうくらい元気だねぇ、小学生って」




僕「ですねぇ、何かにつけて騒ぎますよね」




T先輩「こんなにOBの人達が我慢してたのをこの年になって初めて悟ったよ(笑)」




僕「自分も去年初めて知りましたよ(笑)」




T先輩「あの時見たOBの先輩は凄い大人っぽく見えたもんだったけど・・・」




僕「そりゃあ最低でも7,8個は上の人達でしたからねぇ」




T先輩「自分がいざなって見ると、どれだけOBに対する思い出が美化されてたかが分かる気がするよ(笑)」




僕「間違いないですね(笑)」




T先輩「僕みたく、生徒をからかったりとかってことはしてなかったよなぁ流石に・・・」




僕「ですかねぇ」









さっきマウントポジション取ったことは秘密の方向でm(__)m

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